在京磐高同窓会の皆様におかれましては、ご健勝にてお過ごしのこととお慶び申し上げます。
令和という新しい時代に入りましたこの1年、幹事の方々の協力により総会懇親会の開催並びに会報発行の準備を進めると共に、活性化が図られている若手幹事の意見を取り入れ新規事業を推進して参りました。また、この6月には、いわきで開催の磐高同窓会総会に参加し、翌日には、数十年振りに本校を訪問しました。
校門を入るなり女性合唱団の爽やかな歌声が聞こえてきました。なんと心が落ち着くことか。また、女子バスケットボールの試合があるということで、女子選手が掛け声掛けながら元気よく準備運動をしていました。共学とは、こういうものかと思った次第です。その後、野球部のメンバーと歓談、皆さんの眼が輝いていたのが印象的でした。今年は、2回戦で、残念ながら惜敗しましたが、いずれ甲子園出場を果たしてくれるものと大いに期待しています。
校長室においては、校長先生より、数々のトロフィー、盾等の説明を頂き、また、中高一貫教育問題等につい意見交換を行いました。
母校の変貌ぶりに驚くと共に、子供達が人間として大きく育つには、共学は、正に現代にマッチした姿なのではないかと感じた次第です。
今年度の具体的活動としましては、次の5つがあります。
1.この総会の講演としましては、高校6回卒業で、素粒子研究の第一人者で、現在、大阪大学名誉、特任教授、プラハ大学客員教授であります江尻宏泰先生にお願いしました。イベントとしましては、昨年演奏頂いたテナーサックス奏者黒田一義氏(高16回卒)が率いるジャズバンドに加え、新たに磐高吹奏楽部の金賞受賞に多大な貢献をされたサックス奏者青木知生氏(高30回卒)がコラボレーションするライブ公演としました。
2.会報の内容としましては、同窓生の寄稿文と共に、本校への訪問、かつての野球部スラッガーで実業界で活躍されてます株式会社美浜代表取締役富山君雄氏(高16回卒)訪問、同窓生中村敦夫氏の朗読劇「線量計が鳴る」観劇時の面談、元在京同窓会長佐藤安太氏お別れ会への参列についての記事を掲載しました。
今回の会報発行に当たり寄稿文を寄せて頂いた方々、また、協賛広告を掲載して頂いた方々に対しまして、心より御礼申し上げます。
3.昨年に続いて、第二回目のセミナーを開催しました。具体的には、いわきタクシーグループ代表の門馬成美氏(高18回卒)に、「我が社55年の歴史」と題しての講演を頂き、参加者より内容が大変素晴らしく、参考になりましたとの高い評価を頂きました。
4.将来のデジタル運営を目指し、在京同窓会と本校、本校同窓会並びに在京同窓会の幹事間でメールを利用してのネットワークを構築しました。本校行事、阿部校長先生が、ほとんど毎日、本校ホームページに書かれて、大変好評を得ている「校長便り」中高一貫教育に関する記事等タイムリーな情報提供が開始されております。いずれも「磐高の今」を知る貴重な情報であります。
今年は、メールアドレスを登録して頂いた会員の方にも情報を発信したいと考えております。是非、皆さん、ご登録下さい。
5.今年の卒業生、つまり、フレッシュな同窓生を、阿部校長先生のご尽力により、今年の総会に招待しております。今後、同窓会の活性化を図る為には、若手会員の増強が必須と考えています。
我が同窓会は、来年4月1日に、60周年を迎えます。諸先輩のご努力があっての60年であり、心から感謝申し上げます。
そこで、来年は何かイベントを考えたいと思いますが、それに先立ち、今年、スローガンを変更することといたしました。
草野心平先生作「同窓の友に」の最後の一節にあります「大いなる未来を生きよう」であります。
東日本大震災より立ち直り、磐高同窓生が更なる飛躍を遂げ、日本そして世界により貢献できるようにとの思いから新しいスローガンとした次第です。在校生、大学生そして若手の同窓生に対しましては、「未来のための今」を大切にし、眼に見える形での支援をして参りたいと考えています。これを実行する為にも、会に参加されている方々、特に若手の方々には、是非、幹事メンバーに加わって頂きたく存じます。また、各界で活躍されております諸先輩方には、いろいろとご協力頂くこともあるかと思いますが、その際には、是非、お力をお貸しくださるようお願いいたします。
最後に、皆様の益々のご活躍とご健勝を祈念いたしております。